麻酔科医のキャリアパス

麻酔科をしている。

好きで選んだ仕事。

それはいまでも変わらない。

好きなことをして生活に困らないお給料が貰える、幸せなこと。

 

若い頃考えていなかったが、いま考えること。

麻酔科医のキャリアの終着点は??

日本の麻酔科は戦後に外科から分派したのがその起こりであり、比較的歴史が浅い。

そのため、黎明期を支えた麻酔科医は元外科医が多い。

近年ようやく卒業直後に麻酔科に入局しました!という麻酔科ストレート世代が引退し始めている。

 

1.勤務医として定年まで勤めあげる

多分、多くはこれ。恐らくポストに対して人数が少なかったので希望すれば関連病院部長として、医局OBとして定年まで勤務医を続けられたのだろう。いまはどうか、上が詰まってないだろうか。

2.大学スタッフとして退官

同じく、上記1のうちの希望者、優秀な者が大学で教官として引き上げられていたと思われる。同じく今は上が。。。

3.麻酔科から足を洗う

療養病院へ転身、麻酔科以外で開業、など麻酔に携わらなくなった医師も上の世代には多くいるようにみえる。若者のイメージでは麻酔業務に疲れた者がたどり着く避難所。某所の言葉を借りればドロッポ。

4.ペインクリニック開業

ペインの技術を活かしての開業だがニッチなフィールド。もちろん需要はあるのだろうが、少数派。何よりはじめからここを目指さないとホンモノは無理。

5.フリーター化

先達には少ない。最近は流行。

 

こうしてみてみると、自分のスキルを活かしながら開業する選択肢が他科に比べると極端に狭い。医師のキャリアの着地点は大学or市中病院勤務医or開業に大別されると思っているが、麻酔科では最後の「開業」のオプションが極めてとりにくい。

 

麻酔フリーターは、開業しにくい麻酔科の苦悩が生み出した産物なのかもしれない。定年まで急性期病院で、夜中の緊急でーす、医者がいないんで並列お願いしまーす、オペ終わらないんで残業でーす、の連続では身体がもたないと考えるのも無理はない。かといって開業もできない。そこへ降って湧いた麻酔科崩壊とその後のフリーバブル。

 

年はとって体力は落ちるし、身の振り方、考えますよねえ。